2004年11月23日

HDD の移行方法

Windows 2000 / XP での HDD の移行には、いくつかのコツがありますがご存知でしょうか?
まずは前提知識として、
「OS がパーティションにユニークな ID をつけて管理している」
ということを覚えてください。

上記の管理によって、IDE の接続場所を変えたり、
SCSI の ID を変えたりしても、ドライブレターが変わらないというメリットが得られます。
このメリットは接続方法を変えるときに、大変便利です。
たとえば、M/B の IDE 接続から、IDE カードへと接続だけを変えたいときは、

1. まずは IDE カードだけをさし、HDD の接続を変更せずに OS を起動する
2. IDE カードのドライバをインストール後 OS をシャットダウンする
3. HDD を M/B の IDE 接続から IDE カードに接続を変更して起動

でできるようになります。
先にドライバを読み込まないといけないのは、
ブートドライブを正常に読み込むためです。
(ドライバを読み込まずに接続を変更するとブルースクリーンで起動できません)


さて、このメリットにたいし、HDD の移行にあたってはこれは大きな障害になります。
今 HDD の移行といっているのは、既存の BOOT パーティションを
別の HDD にただうつしかえるだけのことです。
具体的になぜかというと、
「一度ドライブレターを割り当てたパーティションは
HDD 移行後もそのドライブレターに割り振られようと OS が動いた結果、
OS の起動まではできても、ログオンできない」
という状況に陥るためです。

この解放は二つ。
ID が登録される前、つまり移行先の HDD をつなげた後に、
Windows 2000 / XP では一度も起動せずに、
データを移行する方法が一つ。
もう一つは、パーティションの ID とドライブレターの組み合わせを手で書き換える方法です。
前者は単純なので、できる限りこれを活用しましょう。
ただ、HDD の容量的にこの方法が難しいことがありますので、
後者の方法について知っておくと便利でしょう。

HKEY_LOCAL_MACHINES\SYSTEM\MountedDevices

キー配下の

\DosDevices\ドライブレター:

のレジストリについて、
新起動パーティションと旧起動パーティションを入れ替えを実施し、
その直後に HDD を移行するのが後者の方法です。
これは一発切り替えで不可逆な手順ですので、失敗しないように気をつけてください。
( or 失敗してもいいように HDD のイメージを保存しておきましょう)

以上、珍しくテクニカルな内容でした☆

Posted by k-square : 2004年11月23日 03:49 | Windows
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