2005年10月26日

サーバのデバイス

基本的にサーバ屋の人は、サーバ自体のコンソール (ディスプレイ / マウス / キーボード / シリアル) で
直接入力して作業をするということはまれだと思います。
ターミナルサービス , VNC , X Window System , ssh , telnet なりの
リモート管理ツールを利用して設定を行います。
そのため、サーバでの LED の情報などは全く見る機会がありません。
そして、それが罠の始まり。

今日、大容量サーバのバックアップをテープデバイスにとっていました。
あまりに大容量のため、 1 本の SDLT テープ (320GBあります) にとりきれず、
2 本目の SDLT テープを挿入したところ、
「上書き不能メディア」だとエラーがでて、どうしてもバックアップの続きがおこなわれません。
新品の SDLT テープなのに、いったいなぜ・・・。
しかも、そのエラーの度に、テープカートリッジが吐き出されて、
リモートでの管理場所から、実サーバへとテープカートリッジを入れなおしに行くひつようがあり、
往復で 7 分程度かかります。

通常は複数のテープにまたがってバックアップすることはないため、
設定が悪いのだとおもって、いろいろな設定をいじったり、
メディアがおかしいのかと思って、新しいメディアを出してみたり。
所要時間は 60 分を越え、いらだちながら、テープカートリッジを再挿入したときに
LED に気づきます。
あれ?この黄色ランプって最初からついてたっけ?

普段は LED を見る機会がないため、普段のコトはわからないし、
LED を利用することがないため、LED が何の意味かもわからず、
マニュアルを調べて原因がわかりました。

「DLT ドライブのクリーニングを行ってください」

うう・・・。
普段のバックアップ時にクリーニングのエラーがでたら、
原因はすぐ特定できるのに〜〜!
よりによって、普段と違う作業の時にエラーがでたために、
原因究明に時間がかかってしまいました。
そして、デバイスのエラーなら、メディアのエラーじゃなくデバイスのエラーをだしてよぅ。。。

教訓。
たまには LED をみましょう!
(とはいっても、LED を見ること自体が現実的ではないのですが・・・)

Posted by k-square : 2005年10月26日 00:19 | Windows
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