2004年05月30日

気持ちいい夜。

今日の昼間は本当に暑かったです。
あまりにも暑くて、一歩も外に出ないまま一日を過ごしてしまいました。

日が落ちてからは、涼やかな風が吹き、とても気持ちいいです。
その気持ちいい風の中、S ちゃんに借りた
「オーデュボンの祈り」(伊坂幸太郎 著)
を読みました。
久々に「みんなが救われる物語」を読んだ気がします。
普段は人に借りた本で、自分で所有したいと思うことはめったにないのですが、
珍しく「手に入れたい」と思った本でした。

さて、その本を題材に思ったことを一つ。
この本の中で、一人だけ悪役の登場人物がいます。
(読んでいて気分が悪いので、
個人的にはこの役無しで構成して欲しかったですが・・・)
この人の行動を見ていて、「クリーンハンズの原則」を思い出しました。
# 文中に「クリーンハンズの原則」を思わせる内容が出るわけじゃありません

「クリーンハンズの原則」とは、簡単に言えば、
「法を犯したものが、法によって不利益から身を守ることはできない」
という立法原則です。

例をあげれば、
「脱税をしたとき、その脱税で稼いだお金を、
だれかにまるごと盗まれても、それを返済させるように法で命じることはない」
というような感じです。 (別の罪は発生するとは思いますが・・・)

というわけで、法を犯すことで利益を得られるとき、
その甘い汁は自分 (達) だけで守ることが必要になります。
それは大変なことだと想像ができますし、心が荒みそうです。
そう考えていくと、罪を犯すことは割に合わないと、
ある程度教養のある人、心のある人はそう考えるはずです。
(狭義の心のことではないです)
その考えをもった上で罪を犯す場合、それを駆り立てるのは何でしょうか?

いろいろ想像できますし、
私は聖人君子ではないので、別に罪を犯すなとは言いません。
ただ、よく考えた上で行動することを、おすすめします。
そしてさらに、私にだけは、被害を及ぼさないようにお願いします。
( ここが一番重要なところです (笑) )

Posted by k-square : 2004年05月30日 22:47 | Other
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