2004年10月21日

満点の星

このところ台風の話ばかりをよく聞きますし、
天気な日というものにあまりあわない気がします。
特に週末で晴れた日はほとんど無いのではないのでしょうか?
そんな中、先週の土曜日 (10/16) だけは雲ひとつ無い晴天に恵まれました。
ちょうどその日が私たちが泊まりで遊びに出かけた日で
みんなをピックアップするドライブから楽しい時間がはじまりました。

そして、その夜はモンゴリアンビレッジ テンゲルという山中に宿泊したのですが
そこで、美しい星空を見ました。
雲ひとつ無い晴天をまとった秋空に、人工の灯の無い山中で、ほぼ新月の夜、
そんな絶好の条件が整った時と場所に私たちはいました。

砂を散らしたような満天の星。
普段見ることのできないもぼんやりとした星雲をも肉眼で見ることが出来ました。
「息を呑むような美しさ」という言葉が、
この想いを伝えるために生み出されたのだとしても、私は納得します。
たくさんの心の澱 (オリ) でさえもこの空を見れば昇華できるかのような、
そんな自然の美しさ。

そして極めつけは流れ星。
空を駆け抜けるように消える大きな流れ星を 3 つも見ることが出来ました。
(小さな流れ星はもっともっと見つけました)

便利さと引き換えに失った、この満点の星空は、
私をとってもとっても勇気付けてくれました。
今までも、
人を拒絶する厳しい寒さの雪山では、自分の小ささを知り、
陸は見えていても、下を見れば深遠の海に、自然の恐ろしさを知り、
大きな台風の風に高揚感を覚え、
潮の音に心の落ち着きを覚えてきました。
そして、今
私たちを見守りつづけてくれている美しい星空に、優しさを知りました。

おろかな私たちを全天から見守る星々を、
胸を張って見上げられるように、明日からも前を向いて生きていきたいと、
ここに、新たな思いを覚えます。

常にはりつづけている精神が安らぐ時間。
そんな時間を満天の星空は私たちに贈ってくれました。

この文をよむあなた方にも、
そんな心よりの安らぎの時間があるように願っています。

Posted by k-square : 2004年10月21日 22:49 | Private
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