2005年10月04日

DRM (Windows Media Player)

Windows Media Player を用いた、
ライセンス式のストリーミング技術に DRM というものがあります。
これは再生するときにストリーミングで動画を受け取るのとは別に、
ライセンスサーバ (便宜的にそう呼びます) から再生ライセンスを受け取り、
プロテクト (WOWOW のスクランブルと同様のものと思えば OK でしょう) を復号化しながら、
再生するという仕組みです。
# 詳しくは http://www.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/wm7/drm/architecture.aspx

そのため、DRM で保護されたストリーミングについては、
ストリーミングの内容と、ライセンスの両方を保存しておかなければ、
再生できなくなってしまいます。

ここまでは OK ですか?
では、逆にいえば、ストリーミングとライセンスの両方を保存できるということです。
そして、利用者からすると、両者を分けておく必要はありません。
なーんていうと、暗号化を解除 (復号化プロセスを用いた解除) できそうな気がしますが、
私にそちらの方面のスキルはあまりないので、解除できたりはしませんでした。
今までは。

つい先日、違うものを検索しているときに、drm2wmv というものの存在を知り、
DRM の解除ができるツールの存在を知りました。
仕組みは「メモリパッチの機能を用いている」と書いてあるので理解できますが、
# その仕組みを適用するための解析手法がわかりませんので、知りたいところです。
使い方が try&error だったため、なかなか進みませんでしたが、
3 日ほどすこしずつ試しているうちに、突然使い方がわかり、
DRM が解除できてしまいました・・・。
きゃぁーーーーー。

CSS (Content Scrambling System の方。DVD の暗号化です。) に続き、
DRM とかも解除できてしまうのね。さすがいたちごっこ・・・・。
とりあえず、現時点では DRM の解除 (あえて復号化とは言わないでおきましょう) が
できることがわかったので、削除削除。。。

さらに最近では、
ストリーム暗号安全性検証用グレブナー基底計算プログラムの開発
から、
IPAがストリーム暗号「Toyocrypt」を解読,「世界で初めて」
だそうですし、
やっぱり、ストリーミング暗号はその程度のものと理解しておく方が後々よさそうですねー。
無線 LAN の解読手法の確立も時間の問題?
# 一部では解読さえいらないようですけど(笑)

Posted by k-square : 2005年10月04日 00:49 | Windows
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?