2005年02月15日

運転 その2

前回書いた事件のおかげでおもったのは、
「車は滑らせないほうがいい (当然) 」
ということです。
とはいっても、前回書いたように雪の上では常に車は滑っているので、
絶対スリップすることはあるはずです。

というわけで。
インプレッサ乗りのドリフト大好きっ子 (といっても男性ですが) にタイヤが滑ったときの
対処方法を聞いてみました。
どうやら FF と FR と 4WD で滑った後のリカバリ ( or 安全な停車方法) の手法が違うようで、
しかも ABS がついてるかどうかでも違うそうです。
いくつか細かく聞いたのですが、受け売りをして間違っていると恥ずかしいので(笑)
それはおいておいて、
とりあえず、レガシィなどの 4WD でスリップしたときの対処方法は
「 (アクセルを) 踏め。話はそれからだ。」
とのこと。
というわけで、「滑ったら (アクセルを) 踏む。」 ということを知識で知りました。
後は実際に滑ったときにできるかどうかです。

その機会は、教わった日の週末に訪れました (はやっ!)
その週末は蔵王で滑ったのですが、宿までの道のりがヘアピンカーブの嵐。
振り続ける新雪 (しかもパウダースノー) のおかげでグリップ力が極めて低下している路面に加え、
約 30 分の道のりにたくさんのヘアピンがちりばめられているくだり坂では、
4WD 車といえども機会があれば滑ります。

カーブ前に十分に速度を落とした上で、
セカンドギアでのエンジンブレーキで前輪に荷重移動をしながらカーブにはいって、
カーブの 3/4 ぐらい抜けたところで、いきなり前輪がスパッと滑りました。
この辺で前輪がすべると、カーブの出口のアウト側が車の正面にきますが
不思議と恐怖心はなく、さくっ、とアクセルをあけながら急ハンドルを切って、
# 正面が雪の壁なのにアクセルを踏むと考えれば恐怖心を感じるのが当然だと思うんですが・・・
すばやくもとの左車線に戻り、逆の急ハンドルで姿勢を戻しながら、
スタックが起こらないようにゆれ戻しを抑えながら、そのまま抜けました。
書くとすごいことをやってる感じですが、ほとんど無意識に体は動いてます。
意識していたのは「踏む。踏む。踏む。」だけ。
普段から緊急時のことを考えて基礎運転技術を意識していたこともあると思いますが、
知識があるだけでも意外とできるものですねー。
ワレながらちょっと感心。

そして、そのスリップの時の車内のほうが面白かったり。
「あぶっ! (あぶない) 」 と口に出せた人 (助手席) がいたほかは、
滑ってる間は沈黙で、リカバリの後 (ゆれ戻しを抑えている段階) で
やっと 「うわーーーぁ」 という声が。
そうですよね。私でもそうなる予感がします。

とりあえず、聞いていたことが実を結んだ瞬間でした (それ自体が失敗の気もします)
そして、このトラブルはスリップからリカバリできたという事実以上のものを私にもたらしました。
いったん、滑らせた後の対処の中で車の挙動を感じ取ったために、
ハンドルとアクセルワークでタイヤの横滑りの量を制御できることのきっかけをつかみました。
これって、走りやの技術なんじゃぁ?と思わないでもないですが、
今となっては雪の上でかなり重要な技術です。

次はこの技術について書きますね?
とりあえず、今日はここまで。

Posted by k-square : 2005年02月15日 02:02 | Sports
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