2004年05月18日

ネット上での匿名性

今日はちょっとまじめな内容です。

まずは 3 つの URL をごらんください。
URL にはいくつかのリンクが張られていますが、
おそらくはこの 3 つを読めばおおむね概要がわかるでしょう。
匿名の人はコミュニティを壊す権利を持っているのか?
ご批判はできれば直接私に対してお願いしたい
モノ書きの老婆心:「匿名性」を護るために

そして、このきっかけになったことがあるらしく、
その概要がわかる記事として以下の 2 つの URL をごらんください。
お騒がせしております。
祝!5月6日はゴーログの日?(改)

さて、匿名と実名について、皆さんはどうお考えになりますか?
どの考え方も、一理あるとは思いますが、一番重要なことを書いていません。

わが身の安全についての観点です。
( 多少かかれていますが、メインの話になってません)
私自身は 2ch で叩かれたこともあり (晒されたほどではないでしょう)
その経験上思うわけですが、実名での投稿はメリット以上にデメリットが多いです。
匿名での悪意をふるえるかぎり、ネット上で実名をだすことによる
デメリットははかりしれません。
これは想像できるでしょうから、あえて書く必要もないでしょう。
特に女性にとっては、追われる恐怖として理解でき、
男性にとっては社会的抹殺という名の恐怖を想像できるはずです。

さらに、もう一つの観点は、作家として考えればわかります。
「自分が書いた本の主人公は、自分と同じ人格を有すか?」
ということです。
誰しも、ペルソナ (心理学用語) をもち、外的に表現するための手法があります。
それは、常に同じである必要はありません。
ペルソナを変えたときの自分に対しての感想は、
ペルソナを変えたときにのみ当てはまるものであって、
現実で (主に) 表現されている自分に当てはまるものではなく、
誤解を生まないためにも、実名を出さなくても良いと思います。

大幅に違う 「裏の」 (と今は表現しましょう。悪い意味ではなく普段とは逆のという意味合いです。)
ペルソナを用いる場合に、「表の」ペルソナと同一視されては困るわけです。
人格を明確にわけられはしませんが、明確に同じわけでもない。
「裏の」ものと「表の」もの、どちらの表現に対しても、
自分ですから、それに責任は持ちますが、
人はそうは捉えてくれないと思いませんか?
で、あれば、実人格 (表と裏を合わせたもの) が不利益をこうむらないためにも、
実名を出さなくても良いはずです。

そういうわけで、私は k-square という名で表現することに対して、
責任をもつようにはしますが、実名の私とはまた違うでしょう。
根ざす知識や経験、考えはいっしょであっても表現の手法はまた別物です。
・・・・って、思いつくまま書いてみましたが、回りくどくてわかりにくそうですね。

わかりやすく例をあげれば、「ホンネ」と「建て前」は違ってて、
実名では「建て前」のみを話します。
でも、ハンドルネームで「ホンネ」のみで話します。
この両者を同じモノだと見られたら困りませんか?
「ホンネ」で話したのはそのハンドルネームの人であって、
実名の人ではない。
そう考えるのが、人の心のありかたとして、普通なんじゃないでしょうか。


以上 2 点を私は思います。
人に影響を与えたりするのは別に実名でなくとも出来るし、
実名で無いと分かり合えないのは、狭量だと思います。
だいたい、たまに友達の苗字さえ忘れる (名前で呼んでるので苗字がわからなくなる)
私にとっては名前なんてその人をさす符号以上のものではないので、
「別にそれが仮名だろうが、偽名だろうが、ハンドルだろうが、どれだっていいじゃん」
って感じです。

で、よく記述されている (ように私が感じる)
悪意についての抑止力について語るのなら、
もっとほかの抑止力についても考えた方がよいのではないかなぁと。

という、斜めなモノの見方でした m(_ _)m

そして、最後にまとまったサイトをご紹介します。
技術系サラリーマンの交差点
特にコメントしませんので読んでみて下さい。
納得する点は多数あります。


さて、勢いで話題にしてみましたが、
熟読して書いてるわけではないので、今度読み直したときは書き直しちゃうかも。
そのときは、この下に追記しちゃいますね。
この下にある文は、追記ということで理解ください。

Posted by k-square : 22:36 | Other | コメント (2)

2004年05月30日

小学生のときから使っているもの。

ずいぶん前の話なんですが、目覚し時計が (ひとつ) 壊れました。
それから、ずっと新しい目覚し時計を買っていません。
かれこれ半年になるでしょうか?
一つ減った目覚まし時計。

私はあさ、なかなか目が覚めない人なのに、
なんで、新しい目覚し時計を買わないのか、最近思い出しました。
それは「代替となるものがないから」

壊れた目覚し時計は、私が小学校二年生からずっと使っている、
ミッキーマウスの目覚し時計。
何度か修理しつつも、とうとう役目を終えた目覚し時計でしたが、
私は平気な顔で不燃物へとだしました。
ですが、それは、ただの「一つの事実」でしかないのです。
それは、代替となるもののない、ただ一つの目覚し時計。

小学生のころの記憶はほとんど残っていません。
思い出と呼べる、大きな記憶以外のほとんどを忘れているため、
ただ、愛着と日常的な存在感だけが残った時計でした。
でも、だからこそ、大切なもの。
空気のように、「存在することを日常」とするほど、大切なもの。
日常こそ、心を偽りつづけることのできないものだから。

口にだすと、たいした思いではないように見えるのかもしれません。
私が「大事な思いこそ、自分だけのものにする」からかもしれません。
それは他人にとって、冷たさであり、理であり、
論理であり、思いではないもの、だったのでしょう。

私は誰かにこの思いを伝えたいのでしょうか?
わかってほしいのでしょうか?
それとも、これはただのパフォーマンス?
それもわかりません。
ただ、わかっているのは、
わかったようなフリして近づく人が、
たまらなく私に嫌悪感を抱かせることだけ。

一体私の思いはどこに行くのでしょう?
ただの「目覚し時計」に飛ぶこころは、とても懐かしい気分でした。
もう、手にすることのできない時計。
なのに、触れることができるほど、詳細にイメージできる大切な時計。

もしかしたら私はもう目覚し時計を買わないのかも知れません・・・。

Posted by k-square : 00:58 | Other | コメント (0)

気持ちいい夜。

今日の昼間は本当に暑かったです。
あまりにも暑くて、一歩も外に出ないまま一日を過ごしてしまいました。

日が落ちてからは、涼やかな風が吹き、とても気持ちいいです。
その気持ちいい風の中、S ちゃんに借りた
「オーデュボンの祈り」(伊坂幸太郎 著)
を読みました。
久々に「みんなが救われる物語」を読んだ気がします。
普段は人に借りた本で、自分で所有したいと思うことはめったにないのですが、
珍しく「手に入れたい」と思った本でした。

さて、その本を題材に思ったことを一つ。
この本の中で、一人だけ悪役の登場人物がいます。
(読んでいて気分が悪いので、
個人的にはこの役無しで構成して欲しかったですが・・・)
この人の行動を見ていて、「クリーンハンズの原則」を思い出しました。
# 文中に「クリーンハンズの原則」を思わせる内容が出るわけじゃありません

「クリーンハンズの原則」とは、簡単に言えば、
「法を犯したものが、法によって不利益から身を守ることはできない」
という立法原則です。

例をあげれば、
「脱税をしたとき、その脱税で稼いだお金を、
だれかにまるごと盗まれても、それを返済させるように法で命じることはない」
というような感じです。 (別の罪は発生するとは思いますが・・・)

というわけで、法を犯すことで利益を得られるとき、
その甘い汁は自分 (達) だけで守ることが必要になります。
それは大変なことだと想像ができますし、心が荒みそうです。
そう考えていくと、罪を犯すことは割に合わないと、
ある程度教養のある人、心のある人はそう考えるはずです。
(狭義の心のことではないです)
その考えをもった上で罪を犯す場合、それを駆り立てるのは何でしょうか?

いろいろ想像できますし、
私は聖人君子ではないので、別に罪を犯すなとは言いません。
ただ、よく考えた上で行動することを、おすすめします。
そしてさらに、私にだけは、被害を及ぼさないようにお願いします。
( ここが一番重要なところです (笑) )

Posted by k-square : 22:47 | Other | コメント (0)

2004年06月20日

理科と算数

ぜんぜん全く脈絡はないのですが、
今日「シュレディンガーの猫」という言葉を目にする機会があり、
それに伴なって、二つの言葉を思い出しました。
それは「ラプラスの悪魔」 (ラプラスの魔) と「マクスウェルの悪魔」。

シュレディンガーの猫からラプラスの悪魔が想起されるのは、
自分でも理解できますが、
なぜそこにマクスウェルの悪魔が追加されたかはわからなかったりします・・・。
なんででしょうね?
ただ単に「悪魔」という単語がついてたからだとは思いますが・・・。

さて、特に説明なく、三つの言葉を出しましたが、
皆様はこれらをご存知ですか?
知らなかったらちょっと調べてみると、
量子力学と古典力学 (のハズ?) と熱力学 (よね?) を
面白く勉強できるかもしれませんよ?
(その説明を読むのに理系の教養は多少必要でしょうけど・・・)

Posted by k-square : 23:26 | Other | コメント (0)

2004年07月05日

まだ読み終えてないんですが、

2ch で有名になったという噂の、「電車男」の話って皆さんご存知ですか?
最近知ったばっかりで、まだ読んでないんですが
(ほかに読みたい本があるので・・・)
ちょっと読んだところかなりリアルな感じで、もしかして本当なのかなー、と思っています。

今がいまいちでも努力していこうっていう人、嫌いじゃないし、
# そもそも私が努力派なので(笑)
話の内容的にも、なかなか面白そうな感じです。
ちなみに、エルメス (ヒロイン) の視点からの物語もあって、
お昼休みとかに少しずつ読んでいくと楽しめるんじゃないでしょうか?


で、恋愛の話といえば、元々はミステリーの話なのですが、
イニシエーションラブはかなりリアルな感じの関係の変化がみてとれて、
そこそこ恋愛を楽しんだ (苦しんだ) 人にとっては、
共感する物語かもしれません (私だけかなー?)
男性側の視点でかかれてますので、男性の方が読みやすいかも知れませんよ☆

でも、この本はミステリーなのでそこの点は忘れないでください。
(私はスッパリわすれて読んじゃいましたけど・・・)

Posted by k-square : 23:58 | Other | コメント (0)

2004年07月08日

理解できないことを理解しようよ・・・。

ちょっと厳しい内容なのですが、
「理解できない人には理解できない」という内容があります。
というより、そこかしこに転がっています。

たいていの場合、同じぐらいの力量の人同士で
集まるのが普通なので、一人がわかるけれどほかの人には全くわからない
というような状況はなかなか発生しませんが、
実際にはふつうにゴロゴロしてます。

明確にわかるのが、スポーツの世界で、
技量が上の人がやっていることを、下の人が見ても、
何がどうなっているのかわからないのが普通です。
説明されればどうなっているのかはわかっても、
それを動作にうつせないということがおきます。
フィギュアスケートのジャンプをみて、
たとえばアクセルジャンプは前向きで踏み切るところとかを
スローでみればどうなっているかは理解できますが、
実際には動作できないでしょう?
それといっしょ。
身につけるには、体を動かすしかありません。

これは体を使うことにだけ当てはまるのではなく、
頭を使うことにも当てはまります。
私の仕事である、コンピュータ関連のこともそうで、
理解できない人には、なぜこのコードがこうなってるかというのは、
理解できません。
どのような処理をしているというのが、コードをおって理解できても、
なぜそのような処理にしないといけないのかということに、
思いがまわりません。

さて、それを教える立場なら、辛抱強く教えるもいいでしょう。
でも、それが引き継ぐ立場ならどうなりますか?
渡す立場からすると、
「わからないのはわからないと認めて、今後努力してほしい」
というのが希望です、
(っていうか同じ技量まで高めるのはムリですからこれが普通のはず)
受け取る立場からすると、
「いちおうコードはおえるけど、複雑すぎて分けわかんないし、受け取りたくないー」
ってところでしょうか?

ってわけで、辛抱強く、冗長に説明を繰り返しながら引き継いでいた私も、
長くなってくると「我ながらいらだってるなー」と思います。
引き継ぎの説明の短時間で理解しようというのはムリなので、
プログラムの指針を伝えて、あとは努力で身につけてほしいのですが、
そうではなくその場だけで理解しようとする人がいるので、
ちょっといらだってます。
ってか、説明を聞いて、手を動かさずに理解できるのは、
私と同じか、私よりも技量が上の人だけでしょ?
明らかに下なんだから、 try & error でがんばんなさいよ!
って思ってます。 (相手は上司なので口には出しませんが)

えーっと、親しい人には結構親切ですが、
そうではない人には、冷たいといえるほどハッキリしている私からのお願いです。
「私が冷たくなったときには、そこで撤退してください」(笑)
そうでないと、今後の説明全般がつめたくなりますよ?(笑)
# というか質問したところ以外のかなりの説明を手抜きします

だーって、依存心が高くて許されるのは、
私にとってはホントに近しい人だけなんだもん・・・。
( 親友とか恋人とかね? )
そうじゃない人が、許容量以上に依存してくると、
ある時点で突き放しちゃうっていうのは普通じゃない?
まぁ、そこを実際にやっちゃうのが、私の私たる所以かもしれませんが・・・。

あー、とりあえず、今日も疲れたーーー!!!

Posted by k-square : 22:27 | Other | コメント (0)

2004年07月31日

教えて君とウチのサイト。

最近のメーリングリストで教えて君が出たわけではないのですが、
いくつかサイトを回っていて、
その話をみかけたので、ちょっとそのことで考えてみました。
とりあえず、きれいにまとまっていて、かつ短めのサイトを読んでみてください。

http://aglaia.c.u-tokyo.ac.jp/~yamamoto/diary/?200212a#200212021
http://aglaia.c.u-tokyo.ac.jp/~yamamoto/diary/akane/?200212a#200212041


昔を思い返して、私はプチ教えて君だったのじゃないか、という時期があります。
その経験 (恥ずかしい過去ですが) から思うに、
教えて君になる原因は

  • 身に余る望みを打ち立てている

  • 視野が狭い (目的に達するため以外の事は気にしない)

  • 質問するときのルールをしらない

が大きいのではないかと思います。

自分の能力以上のものを行おうとしたときは、
知らないことが多すぎ、
それを学ぶ方法さえわからないという状態になりえます。
その状態でメーリングリストを知って、
質問するときのルールさえ知らないまま、投稿してしまうと、
それはほぼ間違いなくプチ教えて君になるんじゃないかと思います。

投稿してしまえば、メーリングリストの中で、
いろいろと書き方について指摘されるはずなので、
通常はそこから学び (いたい学び方になりますが)
一般的な質問者に育っていくはずです。
そこで、過去ログの質問の仕方や、やさしい方の指摘を無視できる、
「視野の狭さ」があると、それがプチ教えて君を継続させます。
そして、継続されたプチ教えて君が「教えて君」ではないかなと、
そう思います。

さて、ここまでが私の考えですが、
その上で、通常のメーリングリスト参加者は彼(女)らをみて、
どうするのがよいか、というのは私にはわかりません。
ですが、私のスタンスは決まっています。
基本的に無視。
まぁ、ごく一般的な手法ですよね?


では、メーリングリストなどの不特定多数の人ではなく、
k-square 宛て (つまりオフラインの知り合いは含みません) に
送られたメールの場合はどうするか、
というのは、まだはっきりと決まっていません。

サイトを見ていただければわかるように、
ウチのサイトは中級〜上級にかけての人を対象にしています。
初心者用のサイトはたくさんあるので、
書いてもあまり価値があるとは思えないというのが一点。
そして、中級〜上級にかけてのサイトがあまり無いため、
そこを狙うことで価値を高めようと思うのがもう一点で、
多少は訪問者が増えるように意識してはいたりします(笑)

特に Cygwin 系のドキュメントとか読むと、
細かいところはザックリ略されていて、
ポイントしかかかれてないと思います。
それなりに知識が蓄えられてくると、
ウチのサイトで言っている意味が伝わったり、
わからない部分は学ぶべき部分として認識できるんじゃないかと考えています。
# ちょっと偉そうでゴメンなさい・・・


こういうサイト管理者に、かなり初心者な感じのメールが
とどいたらどうしましょう?
サイトの文書的につきはなしてる感じなことが幸いして、
(自分で学んでほしいためにある程度意識的です
実際にオフラインで知ってる人はわかってくれるはず・・・)
今のところそういうメールはきてませんが・・・。
やっぱり無視がいいのかなぁ・・・?
メールが来たらそのときに考えます☆

まぁ、とりあえず、私の不備を指摘してくれるメールや、
トラブル報告とかで無い限り、
1 ヶ月以内にメールが帰ってくることはまれです(笑)
読んではいるんですが、返信する気力がたまるまで、
サイト関係のメールにはなかなか返信できない人なので・・・。
(すいません・・・。見逃してください・・・。)
ちなみに 1 ヶ月以内にメールが帰ってきたら、
私にとってかなり好印象だったと考えてよいかと思います♪

Posted by k-square : 04:17 | Other | コメント (0)